トーキングフルーツ(ゲスト:松本幸四郎) と ひよっこ

松本幸四郎さん、私が始めてあの方を認識したときからその名前でした。

 

来年、3代襲名披露をするにあたって

お孫さん、息子さん、ご本人と一緒に挨拶をされるんですね。。

 

幸四郎さんのお父様は前回の3代襲名披露の数ヵ月後に亡くなられたそうです。

そのお父様は襲名披露の(うろ覚えですが)3ヶ月前に手術をされたそうです。

麻酔が効かない箇所を手術したそうで、痛かったのではないかと問うたら、

「どこからを痛いというのかわからん」と、言っていたそう。

赤穂浪士のように、

痛みや、忍耐ばかりの役者を送ってきたお父様らしい発言だと思ったそう。

 

そのほか、

親孝行はやりたい!と心から思ったときにやるべきで、

親が生きているうちにやらなきゃいけないというものではない。

本人たちが生きている間でも、墓前でも親孝行をして構わない。

とか

襲名は襲命である

名前を引き継ぐのではなく、命を継ぐこと

やってきたことを繋いでいくこと。

とか

歌舞伎は芸術ではない、歌舞伎役者は職人だ

とか

東日本大震災の被害に遭われた仮設住宅に住む人から、立派な秋刀魚を贈られた話では

こういう方々に少しでも心を和らげて、癒して差し上げなければいけないのに、、

と涙しながら食べて、これが役者の仕事なんだと改めて思った

とか

金言ばかりで、、覚えているのが大変でした。

 

心に残る実況中継ベスト2とか

昔の話はビンテージであるとか、、まぁ置いといて。

心にしみる番組でした。

 

本日のひよっこ

涙なしでは観れない回でした。

結婚している立場から、独身の立場から観ると

違う景色が見れたと思います。

美代子(木村佳乃)からは、家族としてまっとうな発言をしていた。

世津子(菅野美穂)からは、間違っていたことを謝罪し、実を追い払った。

二人の胸中は発言とはちょっぴし違っている事もあって。

 

美代子は、世津子の美しさ、上品な暮らしを目の当たりにし、

貧しい身なりを恥じていた。

また、結婚指輪もしていなくなっていたし、夫の実(沢村一樹)のことは過去の人になりかかっていた。

(あくまでも)妻という強い立場から、とうとうと話す様は観ているこちらも辛かった。

そういう立場で世津子に話していなければ、

記憶をなくした実にとって自分の価値が成り立たなくなるという恐怖があったから。

 

世津子は助けてあげた実を、雨の日に出会ったことから、

雨男と呼び

駄目なことだとわかっていながら、警察にも無理やり連れて行かせず、

ずっとそばにいさせた。

家に帰ってくることが初めて嬉しいと感じさせてくれた実を、

心から愛していた。

(その世津子も美代子に対して家族がいないコンプレックスが見え隠れする)

その感情は、谷田部家族にはもちろん関係ないことだとわかっていたので、

実の荷物はあらかじめまとめておき、

すぐに出て行くよう実に告げる。

 

世津子の別れ際が潔くて美しかった。

日本人的だなと思いました。

 

これから、ひよっこどうなるのだろうか。。

実が世津子のところに戻ったら、、朝ドラの革命だと思うし。

実が美代子のところに居続けられるなら、みんな大人だなと思うし。