おんな城主 直虎 第30~33回 ここで言いたいだけ

[潰されざる者]

 

この回は前半はわりと平和だった。

井伊谷の直虎は今川側からとくに処分されてないし、本人もなんとか乗り切ったと安心していた。

政次と考えた上、徳川と内通するくらいだった。

 

しかし、氏真は直虎に徳政令を出させるよう

部下の関口に命令し、、、という内容だった。

 

あらかじめ井伊家取り潰しを知っていた方久を追い詰める

政次と龍雲丸がちょっとコメディタッチで面白かった。

最初は敵対心むき出していた二人だったけど、

気賀で城を作ったあたりから

立場は違えど、直虎を支えるという共通の意識をお互いに持っていることを

口には出さないけれど、知っていたので(追い詰めたときには、より確信したのでは)

仲間、という空気感が素敵だなと思いました。

 

以前は、龍雲丸に嫉妬したほどの政次でしたけど

(直虎が龍雲丸に好意を持っていたため「くだらんぞ但馬」でネットでは盛り上がりました)

そこは思い切り乗り越え済み。

なつさんがいたからかな。

 

最後に徳政令を受け入れると見せて、最終的に直虎に城主に戻すため

あえて今川側に直虎に刀を向ける政次。

「俺を信じろ。信じろおとわ。」

 

ここでセリフで震えた30代女性は多いと思います。(偏見込み)

ここで、まさかの幼名のおとわ呼びかよ!ズルイよ。

 

私のなかで、永久保存しておきました。

 

 

[虎松の首]

 

政次と直虎は別々に行動することになってしまい、

相談は出来なくなってしまったが、

方向性だけは決まっていたので

政次が用意していた虎松の偽首にも臆することなく、

関口の前で直虎は虎松のものとして扱い、泣いて、経を読んだ。

 

前回の予告編で

「案ずるな、地獄へは俺が行く」

とずぶぬれになった政次が言っていたのを見たとき、

え、、、なにがどうした、、、???!!!パニック!!

なにをしでかすんだ!政次!逃亡か?!井伊谷の誰か殺したのか?!

直虎になにか言ってるのか?!!

という状態になっていたのですが、

結果、偽首を用意するときに子供を殺めたときの描写だったんですね。

政次の部下に言ったセリフでした。

覚悟して、殺めたのだけれど、、暗い空気を纏っていました。

 

そして、偽首に泣いて経を読んだ直虎もせつなくて美しくて残酷でした。

 

 

つづく