~おんな城主 直虎~ さらば井伊直虎

今年の途中から観始めた、

生まれて初めての大河ドラマ

 

一年もあるな~

根気ないと観続けられないよな~

と敬遠していた大河ドラマ

 

どっぷりはまりました。

 

最終回はキレイに収まったと思います。

直虎はドラマの半ばで病死し、先に亡くなっていた愛する人たちのもとへ。

万千代が失意中から、立ち上がり、政で成果を出し、

褒美として、元服がかなえられた。

直政

井伊家を継ぐものの“直”

最後は反逆の罪を負った、井伊家筆頭家老の小野政次の“政”

 

小野家の万福も報われた瞬間だった。

 

こちとら号泣するわ!

まー、南渓和尚の口添え(文書による)ではありますが、

それを受け入れた徳川家康いい奴!ということで!

 

徳川家康や瀬名殿って、大河ドラマではあまり良い書かれ方していないらしい。

でも、今回の直虎ではいろんな壁にぶつかって、人間らしくて、

どんな辛い選択をしても、元来いい奴って印象です。

 

ネットでも書いてありましたが、今回の脚本では

世の中に善人、悪人はいない。

いるのは、その時々の情勢で善人、悪人になる人がいるだけだと。

そういうことを説得力ある内容で教えてくれました。

 

自分の目で判断するだけではかなり危ういということですね。

心に染みます。

 

主演の柴咲コウさんが公式ホームページでもおっしゃってましたが、

直虎は自分の意志を貫く強さがスゴイということ。

直虎自身、自分とは関係ないところで

親族や井伊谷の親しい仲間が次々と死に、

一度は愛した元許婚の時期領主の直親も死に、望まぬ戦や策略にも巻き込まれ

現代の女性(私自身)だったらなげやりになってもおかしくない時世に生きていました。

 

でも、直虎は思ったことは諦めなかった。

そこがダメになったら、また道筋を変えて、やりたいことを貫いた。

 

私が主人公の直虎にほれぼれとしたのは、そういう女性の意思の強さだと思う。

男性の意志の強さではない。

私は女性に生まれてきて、

え?なんで?って思うことが多々あった。

いらだち、反発もしたけれど、意思を誰かに訴え続けることはなく、

最後は諦めていた。

 

でも、直虎は違っていたということが大好きな理由の一つです。

 

政次が死に、井伊家の再興を諦めた時は

単純に政次が死んだからというわけではない。

それが井伊谷の全ての民にとって、再興よりも最善だったということだった。

諦めることを自分の意思で決めた。農婦となり、民にとってよりよい生活を望み、突き進んだ。

そして、井伊谷の城主としての意志を直政に受け継いだ。

 

泣ける。

 

親から子へ、師匠から弟子へ、の

命の続きが線で表現されているドラマ泣いちゃうよね。

 

来年の大河ドラマ観るかはわかんないけど、ちょっぴり期待してます。