トーキングフルーツ(ゲスト:市川猿之助)

はじめに番組内容を一言で言ってしまうと

市川猿之助節、健在!っていう総評です。

 

小さい頃から、歌舞伎をすることにどういう効果があるのか問われたら、

多分、自我が芽生える前に、刷り込ませているのではないかという見解。

幼少期、本当に歌舞伎が嫌だったら、辞めてしまう人もいるけれど

幸か不幸か自分は嫌いにならなかったとのこと。

 

・・・こんな変わった人、歌舞伎をやっていてくれて良かった。

私は歌舞伎にほぼ興味はないのだけれど、

猿之助さんが歌舞伎の世界にいるというだけで、歌舞伎への興味が消えずにいる。

こういう人が生業としている歌舞伎ってどんなんなんだろうって。

どれだけ魅力的なものなのか、興味はあります(でも行かない)

 

 

短気エピソードは面白かった。

携帯電話を使用しているとき、電波がうまくつながらず、

「もしもし」「もしもし?」の応酬にイライラしてしまい携帯を割ったとのこと。

絶対に車の運転は出来ないとおっしゃっていて、まったくその通りだなと!

お付きの人がきっとやってくれるだろうし、いつかはお嫁さんが運転してくれるだろう。

 

 

覚えている話を羅列、そして脚色しつつ書いていくと。。

 

 

テレビで年齢を出す意味ってあります?と問いにたいして

古舘さんと同意見。テレビを観ている人が

人を単純にカテコライズしたい欲求を満たしてあげてるだけっていう。

私もカテコライズ好きなので、なんか申し訳ない気がしました。

 

人は文明が進展していっても、感情とか感情を揺さぶるものが何も変わってない。

だから、何百年も歌舞伎は続いている。

 

歌舞伎は自分が死んだ後はどうなろうと考えてもしょうがない。

死んだらなにもできないし、仏教で輪廻転生ってあるけど、

死んだらそこで歌舞伎をしている自分は終わりにしたい。

 

あくまでも、あくまでも自分の場合、風邪を引いたら麻婆豆腐。

坦々麺噛まないといけないし、飛び散る。

麻婆豆腐はやわらかくて飲み込むだけでいい。

普段、薬を飲まないでいると

いざ薬を飲むと効きがいいんですよ。

それに、歌舞伎役者は休みがないし、自分にはこれが一番合っているかな。

 

三谷幸喜さんに自分の本の帯に「あなたは何という変わり者でしょう」って

書かれましたが、僕から見ると世の中が変わっているしお互いさま。

 

市川猿翁さんから始まるスーパー歌舞伎について、

代々続いていると言っても歴史は浅い。

古典の型を破ろうと思って破ったわけじゃなくて、

やりたいことをやったらそれが型破りになっていた、という方が正しいと思う。

 

自分は世間を馬鹿にしている

 

↑最後に「おや?」と思って、録画していたのを確認して、彼が呟いた言葉。

(確認した上で間違えてたら、すみません)

 

自分の頭で考えることができて、

世間を見えすぎている人にとっては、

世間って生きにくいんだろうなーとちょっこし思いました。

 

私は長いものに巻かれる人間なので、

どんな疑問を持っても気づかないことができるけど、、

人生を生きるうえで、どっちがいいのかわからないです。

 

ますます好きになりました。四代目市川猿之助さん。