おんな城主 直虎(第35回「蘇えりし者たち」第36回「井伊家最後の日」)

「蘇えりし者たち」

 

龍雲丸に薬湯を口移しをして、

口移しをしたのは、南渓和尚の仕業だと、龍雲丸に直虎が嘘をついたり。

隠し里にいる皆の政次のモノマネは本当に似ていて可笑しかったり!

 

ここ最近で一番笑ったように思う。

ここ何週はつらいものが多かったから。

それにしても、

みんなそれぞれモノマネのクオリティーがかなり高くて、

つまりよく人を見ているってことだから、俳優さんってすごいんだなーと実感。

 

 

鈴木重時の息子が家督をついで龍潭寺に訪ねてきた。

重時が戦で死んだのだ。

息子の重好が歌うようなお経のことを生前聞かされていたので、

お経を直虎にあげてもらうようお願いしたが、一度は断った。

 

近藤も大怪我を負い、直虎は治療を一度は拒んだものの、結果受け入れた。

 

戦国の勝ち、負けというのはいったいどういうものなのか、

シビアに見せてくれる回だったと思う。

 

そして、自分だけがいつも生き残ってしまうという

龍雲丸と直虎が急接近する回だとも。

 

 

「井伊家最後の日」

 

直虎は井伊家の再興が難しいと思っている最中、

 

常慶からは虎松を松下の養子への願い出があり

近藤からは直虎のしてくれた看病に感謝し、中野、奥山、新野を召抱えてもいいと提案がある。

 

どの話も井伊家としては再興がなくなってしまうことを意味し、

しかし、実際に再興するとなると、また戦になり、悲劇を生むことになり、

井伊家のために生きてきた、誰かのために生きてきた直虎にとって

悩ましいことだった。

 

龍雲丸に好きな道をとればいいと言われても、

人の役にたつ道を生きてきたので、

好きな道を選んだことのない直虎にとって難しいことでもあった。

 

いきさつを知った南渓は

自分が次郎にもさせたし、なりゆきで城主にもさせたのだが、

姪っ子でもある直虎を無理させたくないという矛盾を抱えていた。

そして、再興をあきらめていいと直虎に諭し、そして直虎は再興を泣く泣くあきらめました。

 

直虎の父や直親、そして政次の思いを受け継いできた想いもあり、

そんな直虎が再興をあきらめたというのは、涙がでます。

南渓も苦渋の決断でした。

 

再興をあきらめたことを知った、家臣の直之はもちろん、、憤慨しました。

おなごの殿に一生仕えるつもりだったから。

まぁ、、こういう怒りをぶつけられるほど、直虎と之の字は信頼しあっていたとも言えるのだけれど(ドラマ的ではある)

感情を露にするのは矢本くん(中身の人)、、上手だな!好きな役者さんだ!

今後の期待値が上がるぜ。

 

そして、、虎松も泣き叫んで猛反対。

直虎が説得できなかったため

南渓は最後まで残って虎松を説得していましたが、、どうも、、変な説得の仕方。

(直虎はもう殿ではない、だから、殿に従う道理がないと言っていた。つまり、、虎松は一時でも松下のものになって、後に井伊家を再興する方法があるということかな?)

 

最後に、

龍雲丸と直虎はいっしょになることを決意。

直虎は還俗して、農婦になることを選んだのだった。

急にスイーツモードになったので、こちらのメンタルが追いつかなかったです!

 

そのとき、おどおどしながら龍雲丸の好意に対して的外れなことを言い続ける直虎。

 

・・・鑑賞していた私からみえた景色は、、

直虎としては自分は龍雲丸が好きだけれども、

龍雲丸が自分を好いているかはわからない。

今、自分の事を好きだと言われているようにも感じるが、自信がない。

という感じだった。

 

ブコメですねー。一時の幸せごちそうさまでした!

 

天に召された政次はどう見ていたのだろうか、と妄想しました。

「おい、なんで龍雲丸にはそんな素直で、さらっとキスしちゃうんだよ。龍雲丸め!」

というコメディモード。

「ここまでよくやった。おとわ。もうこれからはお前の好きにすればいい。お前が生きていれば、俺はそれでいいのだから」

という神モード。

 

・・・神モードに一票。